
画像: 大元メディア「팝콘D플레이」ちいかわショップ 龍山店の店舗ページ/©nagano
ちいかわ 海外の反応|韓国の報道「小さくてかわいいのに現実は厳しい」若者が共感、ソウル龍山店は10月7日の新作で前夜から行列
公開
韓国で映画『ちいかわ 人魚の島のひみつ』が公開6日間で73万人を集め、韓国の新聞・世界日報は2026年10月7日、就職や資格の勉強、高い家賃に追われる若い人が「小さくてかわいいのに現実は厳しい」ちいかわに共感していると伝えました(日経の報道の紹介)。同じ日、ソウルのちいかわショップ 龍山店では新作の入荷に合わせて前の晩から行列ができ、8〜9時間待った人もいたと韓国の新聞アジアトゥデイが報じています。事前予約の仕組みはなく、並んだ順の販売でした。台湾の新聞も、人気の理由を「不安」と結びつけて取り上げています。
韓国の世界日報「小さくてかわいいのに、現実は厳しい」
韓国の新聞・世界日報(セゲイルボ)が、2026年10月7日20時20分(韓国時間)に、ちいかわが韓国の若い人をひきつけている理由を伝える記事を出しました。見出しは「작고 귀여운데 현실은 팍팍(小さくてかわいいのに、現実は厳しい)」。日本経済新聞(日経)が10月6日に報じた内容を紹介する形の記事です。
- 観客数
- 9月30日の韓国公開から6日間で73万人(日経の報道として)
- 順位
- 10月2日〜5日の連休は、韓国映画『암살자(들)』に次ぐ2位
- 韓国での呼び名
- 「먼작귀(モンジャッキ)」。「なんか小さくてかわいいやつ」を縮めた言い方
- SNSの反応
- 草むしり検定や、つつましい暮らしの場面をおもしろがる声が続いている
記事は、人気の理由として就職の競争、資格の勉強、高い住宅価格に追われる韓国の若い人が、働いたり検定に挑んだりして苦労するちいかわたちに自分を重ねているという日経の分析を伝えています。韓国のメディアでは、ちいかわを「現実の人間に近い、日雇いで働く人」と評する声もあるそうです。
もうひとつの理由として挙げているのが宣伝のしかたです。韓国の大手エンタメ企業 CJ ENM が、キャラクターたちが踊るステージを自社の音楽専門チャンネル Mnet で放送したり、舞台あいさつを開いたりと、K-POPのアイドルのような宣伝をしていること、ソウル中心部のグッズのお店が連日にぎわっていることも伝えています。
ソウルの龍山店は10月7日の新作で、前の晩から行列
その「にぎわい」が目に見える形になったのが、10月7日(水)のちいかわショップ 龍山店です。韓国の新聞アジアトゥデイによると、お店は公式のInstagramで、この日に入荷する新作を案内していました。
アジアトゥデイが伝えた、10月7日に入荷した主なもの
- マスコットのシリーズ(8種のものと3種のもの)
- カブトムシのマスコットと、カブトムシのシリーズの茶わん・スプーンのセット
- ラバーコースター、スマートフォン用のホログラムステッカー
- 映画のマスコット、ダイカットポーチ、トートバッグ
この案内の投稿には、前の晩から、お店の入るアイパークモールの前で並んでいるという書き込みが続いたそうです。韓国でよく使われるアプリ(ネイバー、カカオトーク)での事前予約の仕組みはなく、並んだ順の販売だったため、予約制にしてほしいという声が出ています。待った時間は8〜9時間という声が多く、11時間という人もいたそうです。
アジアトゥデイが紹介した、お店の投稿へのファンの書き込み(訳はちいふぁん)
- これがいま夜中の12時だなんて信じられない現場にいた人の書き込み。苦情が入って警察が来ていた、とも書いています(書き込みの内容で、確かめられた事実ではありません)
- ネイバー予約やカカオトーク予約を開いてほしい別の人の書き込み
お店からの説明や、この日の購入制限は、記事には書かれていません。
これから龍山店に行く人へ(記事から分かること)
- 新作の入荷は、お店の公式Instagramで案内されている
- 入荷の日は、前の晩から並ぶ人が出ることがある
- 10月7日の時点で、事前予約の仕組みはなく、並んだ順の販売だった
台湾の新聞も「不安」に注目
台湾でも、ちいかわ(台湾では「吉伊卡哇」)の人気の理由を考える記事が続いています。
- 工商時報(9月13日): イギリスの経済誌『エコノミスト』の記事を紹介。ちいかわの世界には、単発の仕事、資格の試験に落ちること、モンスターの怖さが描かれている、という見方です。伝えているのは「すべてうまくいく」ではなく「不安でもだいじょうぶ」だ、とまとめています
- 聯合報(10月5日): 見出しは「紅遍亞洲的『數位止痛藥』(アジアで大人気の『デジタルの鎮痛剤』)」。かわいさの裏に、生きていく大変さがある、という切り口の国際面の記事です
「デジタルの鎮痛剤」という言い方は、9月にアメリカのCNNの特集でも、中国のSNSでの呼び方として紹介されていました。韓国・台湾・中国、そしてアメリカと、どこでも「かわいいのに大変」というところが話題の芯になっています。
出典: 工商時報「愛哭小生物征服全東亞!」(中国語、9月13日)、聯合報「紅遍亞洲的「數位止痛藥」」(中国語、10月5日)
日本のファンにとっては
日本では「かわいい」の入口から読まれることが多いちいかわですが、海外の報道では「働く大変さ」「試験に落ちる悔しさ」に重ねた読まれ方が目立ちます。日本で長く読んできたファンにも、うなずけるところが多い見方です。
- 韓国での映画の順位と観客数、劇場の特典は、映画の韓国公開の記事で毎日追いかけています
- ソウルに行くなら、龍山店の場所・営業時間・入り方は常設店のガイドへ。新作の入荷日は前の晩から並ぶ人が出ることがあるので、日程が重なったら時間に余裕を見ておくと安心です
- アメリカ・香港の声は、CNNの特集の記事にまとめています
あわせて読みたい

「먼작귀(なんか小さくてかわいいやつ)」という呼び名、日本の「なんか小さくてかわいいやつ」がそのまま韓国語になっていてうれしくなりました。一方で、夜中から8時間以上並ぶのはさすがに大変そう。ソウルに行く人は、お店の公式Instagramで入荷の日を見てから予定を立てるのがよさそうです。
次に見る
発売日・予約開始を取りこぼさない
ちいふぁん(非公式ファンメモ)の X では、発売・予約開始・POP UP の整理券を速報し、毎晩「明日のちいかわ予定」をまとめて流しています。
X でフォローする